CATEGORY 英語学習法

英語学習法

時には変化球!理系英語ボキャブラ向上計画。

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 僕が1996年に日本を出てからかなり経ちますが、最近理系のボキャブラリーが極貧なことに気付きました。 ふと、 「あれっ、カリウムって英語でなんて言うんだっけ?」 と思ったけれどなかなか出てこない。 「ええっと、元素記号はKだから・・・kalium?」 でも、英語圏に20年住んでいて、そんな言葉は一度も聞いたことがない。 しばらく考えたすえ、脳の片隅に埃をかぶった状態で発見。 「そうだ、potassiumだ!」 念のため辞書を調べ、合っていたのでホッとする自分。(笑) この機会に考えてみたら、化学用語だけではなく、病名や星座名、生物・物理系の英単語はすぐに出てこないことに気付きました。 日本では英語が『文系科目』として位置づけられていて、リーディングで読む内容も文学であったり、歴史・ビジネス・社会科学などの『文系』のものが99%以上を占めている。そういう環境で最初に英語を学んだことも理由の一つだと思います。 日本で『英語ができる人』はたいていは文系の人ですよね。 TOEICにしても英検にしても、問われるのは文科系の英語スキルばかり。 でも、これだと本当に高いレベルの英語力をつけることは難しいと思います。 実際に英語圏に住むと、日本では『理系』と考えらえる単語も日常生活でよく使われます。 相対性理論(Theory of Relativity)、 局部麻酔(local anesthetic)、脊椎損傷(spinal injury)、炭素放出(carbon emission)、温室効果(greenhouse effect) などなど、普通の会話に登場します。(もちろん、このレベルの単語なら資格試験にも登場するとは思いますが・・・。) というわけで、時には変化球で英語で科学系の本や雑誌を読んだり、理系のボキャブラリーを意識して学んでみたりすると、もっとバランスの取れた英語力が身につくのではないでしょうか? もしよろしければ、クリックでランキングのサポートをお願いします! ↓↓↓↓↓ にほんブログ村

人生論

夢実現エクササイズ。夢 X 100=?

“The only thing worse than being blind is having sight but no vision.” – Helen Keller 『目が見えないことより不幸なのは、目が見えるのにビジョンを持っていないことです。』(僕の意訳) – ヘレン・ケラー 皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 さっき部屋を掃除していたら、ニュージーランドに来た15年ほど前に書いたあるリストを発見! かなりプライベートなことが書いてあるので、解像度を極力落として掲載しますが、これがそのリスト。 20代の時に書いたものなので、何気に英語の間違いもたくさんあってとても興味深い。 実はこれ、人生のビジョン設定によく使われる、ただひたすら生きているうちにやりたいこと(夢)を100個書きだすというエクササイズ。 ルールとしては、周りの人が自分に求めている夢を書くのではなく、自分に100%正直になること。10個づつ書くとかではなく、ノンストップで100個一気に書き上げること。 それから、『小説家になって本を出版したい!』などの大きな夢以外にも、もっと実現が簡単なものも含めます。 僕のリストには、『船で多くの島々を訪れたい。』とか『犬を飼いたい。』なんてのも含まれています。 日本語で書いても良いと思いますが、どうせなら英語の練習も兼ねて英語で書いてみましょう! たぶん小1時間位かかると思います。 このエクササイズを通して、自分がどんな夢を持っていて何を実現したいのか。そして、何をしたらいつもワクワクしていられ、生きる喜びを感じられるのか。 そういうことがはっきりしてくると思います。 そして、このリストをもとにビジョンを明確にし、その実現を信じ行動していく。 もちろん、100個全て実現に向けて行動を起こす必要は全くありません。 潜在意識に夢を刻み込むことが大切なのだそうです。 「ビジョンのない・・・は滅びる」とよく言われますが、ビジョンがなければ何にせよ目標達成が難しいのは真実だと思います。 英語力を伸ばしたい人に本当に大切なのは、自分の夢・ビジョンをはっきりさせること。 夢にあふれ、英語を夢実現の道具として見ることができる人は、いつもワクワクして学べるし、やっぱり上達しますよね。 ちなみに、僕の夢No.1は『英語を使ってプロのコメディアンになりたい。』でしたが、一応クリアしました。(注:現在セミプロに降格中・・・笑) 実際に実現した夢は今のところ15個位でしょうか。(1年に1個の計算ですね。) それにしても、『ラップができるようになりたい』って書いてあったのには笑ってしまいました。 今はラップにまったく興味がありません。(笑) もしよろしければ、クリックでランキングのサポートをお願いします! ↓↓↓↓↓ にほんブログ村

学習リソース

東大の無料オンライン英語講座-8ヶ月遅れでやっと終了!

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 以前東大のオンライン英語講座を無料で受講できる???という記事で紹介した東大のオンライン英語講座、7か月近くその存在すら忘れていたのですが・・・ 昨日の夜やっと終了しました! こちらが証拠です。(笑) コースに全て目を通してみて、最初は気づかなかったベネフィットが色々見えてきたので今日はシェアしますね。 もともとこのコースは、東大の大学院生のために作られたそうなので、確かにコースの最後の方は英語で講義する方法や、ディスカッションのファシリテーション法など、結構マニアックな内容になってきます。 でも、学ぶ英語表現はビジネスや日常会話に応用できるものが多い。「Socializing at a Conference」というモジュールもあり、新しい人と出会いネットワークを広げていく方法もカバーされています。 一番のベネフィットはコースを通して英語のロジックの基本が学べることだと思います。 まず最初に自分の論点をはっきりさせる。 次にその論点をサポートする。 最後に自分のカバーした内容をまとめる。 という基本的なことなのですが、このコースではこれを行うツールとなる表現を学ぶことができます。 東大のコースということで、構えてしまう人もいるかもしれませんが、アセスメントは4択式のものばかりで何気に簡単だったりします。(笑) とうわけで、UTokyo English Academiaは絶対におススメです。詳しくはこちらを参照してくださいね。僕が以前書いたこのコースの経過報告及びレビューに興味のある人はこちら。 それでは、東京大学さん大変お世話になりました! もしよろしければ、クリックでランキングのサポートをお願いします! ↓↓↓↓↓ にほんブログ村

学習リソース

『Reflection Journal』で英語力超パワーアップ!

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 先日僕のツイッターで紹介したのですが、最近海外の大学のオンライン講座を色々受講しています。 ハーバード大学の授業をオンラインで聴講中。(しかも無料!)本当に頭のいい人は難しいことをシンプルに説明できるので、とても分かりやすい!こちらのサイトで世界の名門大学の授業を聴講できます。怪しいサイトじゃないので、安心してどうぞ。https://t.co/7h0AFFLSoP — Hiro (@tatsujinja) October 18, 2017 ちなみに、受講してるのは以下の3クラス。 Buddhism Through Its Scriptures (Harvard University) Introduction to Performance Psychology (Juilliard School) The Entrepreneurial Mindset (Babson College) 一番下の「The Entrepreneurial Mindset」(起業家マインドセット)のコースでは、受講期間中「reflection journal」を書くことが求められます。 「reflection」は「熟考・内省・熟慮」などと訳されますが、簡単に言えば「深く考えること」。 「reflection journal」(reflective journalとも呼ばれる。)では自分の学習を振り返り、何を学び何が足りないのか、そしてこれからどのような行動に結びつけていくのか。また、その過程で生まれるアイデアも記録していく。 ジャーナルを書くか書かないかは別にして、成功している起業家は平均して1日30分reflectionに時間を費やすそうです。 日本の芸能人でも毎晩1人で反省会を開くといっていた人がいたけど、コンセプト的には同じです。 ここニュージーランドの学校教育でも「reflection」は大切にされていて、成績の採点基準に正式に含まれています。 これは学習において立ち止まって考えることが効果的という研究結果に基づいています。 そこで、この「reflection journal」を英語の学習に役立ててみてはどうでしょうか? 例えば、今日はリスニングが20分、ライティングが15分などと毎日記録しておけばリーディングの練習が足りない、あるいはスピーキングの練習をもう1か月はしていないなどということがはっきりしてきます。 実際に外国人と英語を使った時の経験を書いておけば、だんだんと自信をもって対応できるようになる自分の成長具合や、次回は相手の目をみて堂々と話してみようなどとの課題も出てくると思います。 ジャーナルを日本語で書いても良いと思いますが、英語で書けばライティングの練習も兼ねることができます。 さらには、ジャーナルをブログ化すれば他の英語学習者とのつながりを持つこともできるし、大きな励みになります。 ただし、一つ気を付けなければならないのは、「reflection journal」では自分に本当に正直になること。ブログでは完全に正直になることは難しい人もいるかもしれないので、その場合はおすすめできません。 僕も上記の講座のためにジャーナルを書いていますが、その学習効果を毎日実感しています。 次のレベルを目指して一緒に頑張りましょう! もしよろしければ、クリックでランキングのサポートをお願いします! ↓↓↓↓↓ にほんブログ村

人生論

英語学習のストレスとの付き合い方。僕の使った自己暗示法。

この先生金髪で青目・・・。少し好み・・・かも? 次は僕の番だ・・・。 気付くと額に汗。 手も汗でびっしょり・・・脇の下も気になるところだなあ。 それにしても、喉がカラカラ・・・ 僕の番だ・・・ どうしようどうしよう! I think it is… ah… ah…(言葉に詰まり黙り込む) こんな外国語を学ぶ時には誰でも経験するストレス。語学習得に大きな影響を与えると考えられ長いこと様々なリサーチが行われてきました。 このストレスは専門用語で「Foreign Language Learning Anxiety (FLLA)」と呼ばれますが、大部分のリサーチではFLLAは語学学習および実際のコミュニケーションにネガティブな影響を与えると考えられています。 David Shinji KondoとYang Ying-Lingの研究によると、語学学習者のストレスの対処方法には主に以下の5つがあるそうです。 1. preparation(準備) 2. relaxation(リラクセーション) 3. positive thinking(ポジティブ思考) 4. peer seeking(仲間探し) 5. resignation(あきらめ) 英語をものにしたい人が諦めてしまったらどうしようもないので、5の「あきらめ」はとりあえず無視することにしましょう。(笑) 1の予習をしたりして準備万端で授業や会話にのぞむのは一番確実なストレス対処法だと思います。これなら、自分の性格に関わらず誰でもできますよね。 でも、2、3、4は自分の性格が影響してしまうので、実行が難しいこともあるかもしれません。 リラックスできなかったり、物事をポジティブに捉えられなかったり、一緒に勉強したらはかどるのは分かっていてもシャイだからと仲間探しを諦めてしまったり。 今考えてみると、僕もアメリカ留学中は主に1と5の方法でストレスに対処していたと思います。(半分あきらめかけた時期もありました。) もちろん上のリサーチ結果を知っていたわけではないのですが、海外生活で物事をポジティブにとらえたり、仲間を探したりすることの大切さには気付いていました。また、リラックスしていなければポジティブにもなれないし、仲間もできないですよね。 今の僕のずうずうしい性格を知っている人は笑うかもしれませんが、僕は結構シャイであがり症。ソーシャルスキルも限りなくゼロに近い人間でした。 これではいけないと思いつつたどり着いたのが自己暗示。自分で試行錯誤して考えた方法なのですが、後々になって色々心理学の本を読んでみると、実は結構有効な方法なのだそうです。 もう20年以上も前のことになりますが、語学の学習だけではなく、人生全般に役立ちそうだと思い毎日自己暗示を自分に言い聞かせていました。 まずは、朝起きてコーヒーを飲みながら。日中はネガティブな気分になってきたらself-affirmation(自己肯定)のリストを自分に言い聞かせる。それから、最後は寝る直前に1回。もちろん英語のリストです。 恥ずかしいのでここに全部は書きませんが、以下のようなリストでした。 I am always confident and exude positive energy. I…

学習リソース

東大の無料オンライン英語講座-経過報告 其の一

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 先日こちらの記事 で紹介した東京大学の無料オンライン英語講座を、約束した通り律儀に受講しています。 無料なので実際に試してみることをおすすめしますが、東大の開発したプログラムというだけあり、やはりクオリティーが高いですね。 今日は僕の正直なレビューを書いてみます。 まだ10あるモジュールの中から2つしか終えていないので何とも言えませんが、今まで感じたところでは全体的に「英語のロジック」でコミュニケーションをとることに焦点を当てているのが素晴らしいと思います。 上の写真のリサ先生が4人の学生さんに様々なアカデミックなシチュエーションで使える英語を教えるという形でコースが進みます。 この学生さんたちは恐らく実際の学生さんなのだと思いますが、とても普通の人達なのでとても親しみがわきます。(もし役者さんだとしたら演技の練習が必要かなあ?・・笑) 最初の方は、自己紹介や自分のリサーチについて説明する英語で始まり、国際カンファレンスや講師として授業を教えるモジュールまで含まれています。 大学院生に役立つ表現がメインですが、ざっと目を通してみたら英語的には英語圏の大学では学部で知っておかなければならないレベルです。 最初の2つのモジュールで一番素晴らしいと思ったのは、英語のロジックを説明してくれることです。日本人は1つ1つの文を別々に組み立てられる人は多いのですが、レポートなどで全体的にきちんと意味の通る文章を書ける人は限られています。このコースでは、英語の考え方を学べることが一番素晴らしいと思います。 また、リサ先生はイギリス英語を使うので、イギリス英語の発音に慣れるのにも良いですね。北米以外の発音もリスニング教材で使われるようになってきてはいますが、やはりメインはアメリカ英語なので、慣れておくとよいでしょう。 海外に出ると分かりますが、アメリカ英語だけ聞いているとイギリス英語やその他のイギリス連邦圏(オーストラリア・ニュージーランド等)の英語で苦労します。 僕はアメリカに5年間住んでからニュージーランドに移住しましたが、キウィの発音が長いこと理解できませんでした。リスニングでは色々な発音に慣れておくべきでしょう。 学習の進行状況がグラフで表示されて、進みやすさが分かりやすくとてもやる気の出る構成です。 というわけで、是非是非やる価値のあるコースだと思うので、この機会に少しレベルの高い英語にチャレンジしてみてはいかがでしょうか? もしよろしければ、クリックでランキングのサポートをお願いします! ↓↓↓↓↓ にほんブログ村

英語学習法

英語の伸びる人はここが違う。7つのポイント

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 現在ニュージーランド人の英語教育者、Marty Pilott の書いた「How to Teach a Language」(言語の教え方)という本を読んでいます。 その中に「How to create good learners」(良い言語学習者を育てるには)という章があり、9つのポイントが書かれているのですが、その中の7つが僕の考え方ととてもよく似ているので、こちらでシェアすることにしました。 僕が経験論的にこちらのブログで書いてきたことを、学者さんがアカデミックな視点から代弁してくれていて、とても心強い気持ちになりました。 もちろんこの本は教える側の視点から書かれているのですが、裏を返せば「生徒がこういう状態になれば上達する」ということなので、英語学習の参考にして頂ければと思います。 ちなみに、7つの項目はそのまま転記しましたが、コメントは僕の個人的な解釈なので、原書に必ずしも忠実ではないことを断っておきたいと思います。 1. 意欲的に言葉を使い間違えること しばらく前に「僕のハーフの子供達に学ぶ、間違えまくり英語勉強法! 」という記事で間違えることの大切さを書きましたが、僕は間違えることなくしては英語は上達しないと考えています。外国語なのだから間違えて当然だと開き直るくらいがちょうど良いですね。間違えの数と比例して英語は上達していくものなのです。 2.ゴールを設定する―目的を持った学び 僕は以前から日本の英語教育の問題点の一つは、英語の習得自体が目的化してしまっていることだと考えてきました。英語は目的ではなく、何かを達成する「道具」として使ってこそ上達するものです。英語を使って何をしたいのかはっきりさせると英語力が飛躍しますよ。 英語でアメリカン・コミックを読みたい。日本ではあまり知られていない海外のレシピを試したい。大好きな洋画を字幕なしで理解したい。もちろん、国際結婚をしたいというのも立派な理由だと思います。(語学を伸ばすために結婚しては駄目ですよ・・・本当に愛している人と結婚しましょう!(笑))学ぶ理由があってこそ継続できるし、上達していくものだと思います。 3.授業と授業の間に学んだことを復習する ここでいう「復習」というのは、習ったことをリピートするのではなく、習ったことを実際に使うことを意味します。習った表現を会話で使ったり、英文メールで書いてみたりすること事が大切です。日本の語学教育全般にあてはまることだと思いますが、(僕も含めて)日本人は情報のインプットに使う時間がアウトプットに使う時間よりも圧倒的に多いと思います。自分の言葉で自分の言いたいことを発信していく事なしには、コミュニケーションの道具である言葉が生かされず、さび付いてしまいます。 4.自立した学習者になる 先生に対する依存も語学力向上の妨げになります。「先生について行こう。」「先生の言っていることを実践していれば大丈夫だ。」という考え方をしていると、語学力はなかなか伸びて行かないものです。 先生の方も、生徒が自立する手助けをし、自分に依存しないよう心がけるべきだと思います。とはいっても、語学学校にはビジネス的な側面があることも事実なので、気づかないうちに悪意はなくとも依存の構造を作り上げてしまっている学校も多いと思います。 確かに生徒さんがずっと生徒でいてくれればビジネス的に安泰なのですが、生徒さんに1年だけなどのタイムリミットを設け、本気で「背水の陣」で学ばせてくれる学校があればとても善良的だと思います。何年も何年も英会話学校に通っていては学校に依存してしまうので、英会話カフェや留学生会館などで外国人の友達を作ったり、ホストファミリーになって留学生を迎えたりと実際に語学を使っていく事が大切です。 5.学んでいる言語の本を毎日最低30分間読むこと 英語を高いレベルで駆使するには、英語脳を育てる必要があります。それに一番有効だった方法の一つはやはり読書でした。 毎日30分の読書は僕の今年の抱負にも含めましたが、もう長いこと実践しています。1時間に設定してしまうとなかなか実現が難しいものですが、30分なら簡単に実行できると思います。朝に15分、夜に15分でも大丈夫なので、今日からできる未来への投資としてやってみませんか?とても楽しいですよ! 6.多様な学習法や教材を使って学ぶ 以前こちらの記事で、自分にとって一番知識を吸収しやすい方法で学ぶことの大切さについて書きました。確かに、多読が好きな人は多読を、音読が好きな人は音読に力を入れたらよいと思います。でも、時として自分の普段しない学習法を取り入れると、脳に新しい刺激が与えられ語学力がアップするものです。また、同じ方法ばかり使っているとマンネリ化してしまい、「英語倦怠期」に入ってしまうので、新しい方法を取り入れフレッシュな気分で学ぶと新たなやる気が出るかもしれません。 7.読み聞きすることの意味を推測する力を養う リスニングのエクササイズで分からない単語に遭遇し、その瞬間に固まってしまい、それから先は耳から全て筒抜け状態になったことはありませんか?あるいは、洋書を読んでいたら分からない単語があり、その単語の意味を辞書で引かなければ気が済まない・・・。 ありますよね。僕も長いこと「全てを理解しなければ気が済まない病」に悩まされました。でも、文脈(前後の意味)から単語やイディオムの意味を推測することを学んでからやっとこの病気から自由になりました。 僕の場合は、リーディングやリスニングのついでにGuessingを練習したのではなく、Guessingにフォーカスを当て特別に時間を割いていました。 リスニングの練習では、5分くらいの長さのニュースを分からない単語の意味を推測しながら聞きました。1回目は普通に聞きます。一発で大意が分かった場合は次のニュースへ。分からなかった場合は、もう一度同じものを聞くのですが、今度は分からない単語・表現を書きだしながら聞きます。 最後の3回目には、その分からない言葉の周辺の前後関係に焦点を当てて聞いてみます。そして、2回目の時に書きだした単語の横に、推測した意味を書きます。最後に辞書で意味をチェックし、自分の推測があっていたかどうかを確かめます。 また、リーディングでは、10ページや1章など読む長さを前もって決めておき、そのノルマを達成するまでは絶対辞書を引かず、分からない単語を推測しながら読むという練習をしていました。 後々になって気づいたのですが、分からない単語の意味を推測するには文章の前後関係を把握しなければならないので、このエクササイズを通して文章全体のニュアンスや言葉の背後に隠された感情など、文章を深いレベルで読み込む読解力が身についたようです。 ReadingとListeningだけではなく、Guessingのトレーニングも取り入れることはとても有効だと思います。 Reference Pilott, M. (2013). How to teach a language. Xlibris.

ニュージーランド

文字のない文化の「口承」に学ぶ音読のすすめ

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。 ニュージーランドに来てからもう14年になりますが、僕はこの国の先住民であるマオリ人の文化が大好きです。もうかなり忘れてしまいましたが、大学で2年間マオリ語を聴講したほどです。 マオリ語を勉強した理由の一つは、その「口承」(oral tradition)の文化に興味があったことです。 口承は「口伝伝承」とも言われますが、文字を使わず口伝えで何かを伝えることを意味します。たいていの場合は、部族の歴史や文学、家系図や歌などを語り継ぎ継承することを指します。 長いこと文字があり、聖徳太子の時代から物事を文献に記してきた日本人の感覚からすると、神話から狩猟の知識まで全てを口伝えで行ったというのは本当に想像を絶することです。 New Zealand History を参照すると、1814年に宣教師が初めてマオリ語の文字化を試み、1820年に英語のアルファベットを使った表記が体系化されるまで、マオリ人は文字を持ちませんでした。 北海道のアイヌ文化も元々文字がなく、語り部を通し口承文学「ユーカラ」を受け継いできたことをご存知の方も多いと思います。金田一京助教授がアイヌ語を文字化して記録したのが1900年代前半なので、アイヌの人たちはマオリの人たちよりも長いこと文字を持たなかったことになります。 さて、今日はこの口承からヒントを得て、英語の音読について考えてみることにしました。 今では少なくなったマオリ語のネイティブスピーカーの人が教えてくれた方法なのですが、マオリ語を覚える時に使う伝統的な学び方が英語の勉強にも役立つのではないかと僕は考えています。 ここではマオリ語ではなく英語を使いますが、マオリの長老が例えば次のような文章を教えるとします。 “In the beginning God created the heaven and the earth. And the earth was without form, and void; and darkness was upon the face of the deep. And the Spirit of God moved upon the face of the waters.” (聖書の「創世記」より引用) すると、長老はまず「In」とだけ言い、それを生徒がみんなで真似をし一緒に「In」とだけリピートする。…