英語で読む明治時代の落語事情 序編

On the outer wall hangs a large paper-lantern, on which in big letters shines the name of the yose, inviting you from afar, and, as soon as you reach your destination, be sure to glance at the fuda, long laths, inscribed with the names of artists, who are due that evening: in fact, they furnish the menu of the feast. If you like, you may enter, but it will be as well to close your ears, unless you wish to be deafened by the attendants of the house, as they shout a welcome with the word:

“Irasshai, irasshai, irasshai!”

『Japanese Story-tellers』(From the French of Jules Adam. By Osman Edwards )

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。

最近、ふとしたことから明治時代に発行されたというあるフランス語の本の存在を知りました。

この本はなんと落語に関する本で、発見した時は落語マニアの僕は思わずドキドキしてしまいました。

実はこの本には英語版も出ていて、面白いのは元々フランス語で書かれたのに、その英語版の方が先に出版されたということです。

1899年発行で著者の死後50年以上経っていて著作権が消滅していると思われるので、もっと時間のある時にこちらで英語のテキストに解説をつけながら紹介していこうと思っています。

この本へたどり着いた経緯が面白いので、今日はそちらのお噺をちょいと一席お付き合いいただけましたら幸いでございます。

(はったり江戸弁をお許しください。)

10年くれえ前のことでしょうか。

あたくしがニュージーランドに参りまして4年程経った頃でしょう。

ふと日本が恋しくなりまして『落語「通」検定』ってえ本を手に入れたわけでございます。

こいつが社団法人落語協会さん出版の本でございまして、あたくしのような素人でも分かりやすいように落語の歴史なんかを説明してくれる、有難てえ一冊なんでございますよ。

ですがね、猫に小判、Hiroに落語検定とはよく言ったもんで、10年も積読。本棚に眠っておりました塩梅でさあ。

昨年の暮れに大掃除してるってえと、「おうおう、こいつはなんでえ?」ってな感じで再会しました。

大掃除なんて忘れて食いつくようにこの本をむさぼり読みまして、そんな中の「明治の落語」ってえところにきれえな挿絵があるんでございますよ。

寄席の入口の絵なんですがね、つるし(看板)に三遊亭圓朝って書いてある。

それでその横にね「英国人ブラック」ってあるんでさあ。

こいつにゃあ感動しましたね。

オーストラリア出身のイギリス人、初代快楽亭ブラック師匠の名前ではないですか。

えらく興味を持ちましてね、挿絵の小さな文字で書かれた解説を読んでみるってえと「Jules Adam」ってえフランスの人が書いた「Au Japon」ってえ本から拝借したってえこと。

(はったり江戸弁に疲れてきたので、ここから普通に書きます。)

最初はフランス語で書かれた本という事で残念な気分になりましたが、ちょっと調べてみるとなんとOsman Edwardsという翻訳者による英語版が出ているとのことが分かりました。

パブリックドメインの作品だと思われるので、Project Gutenbergでテキストを探しましたが見つからず、最終的には古本屋さんのこちらのサイトで発見しました。購入するととても高いと思いますが、とても美しい本です。

今後こちらから文字に起こし解説を加えながら記事を書いてみたいと思います。

お楽しみに!

落語家に関する英語の詩は世界初?『The Good Old Days (Song of Rakugoka)』

2017.10.26




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ABOUTこの記事をかいた人

本名は中辻拓志(なかつじひろし)。アメリカへの演劇留学をきっかけに、気付くと海外滞在20年。現在ニュージーランドに永住中。アメリカの4大卒業後は日本で英会話講師を経験、その後ニュージーランドの高校教師資格(演劇・日本語・社会)を取得する。ニュージーランドでは英語にてスタンダップコメディーを行い、2005年ニュージーランド国際コメディーフェスティバルの新人大会にて全国優勝を果たす。その後、テレビドラマ、CM等に出演、テレビのレポーターも勤める。子育てを理由に、司書として現地の図書館に6年半勤務するが、2016年9月に一念発起し独立。翻訳および英語教育を中心とした文筆業に専念し始める。舞台活動も本格的に再開予定で、長年の夢であった映画出演の夢もかなえようと精進する毎日。 現在「英語便利屋」としても活動中です。 私のプロフィールを御覧になって、何か私のできそうなことがあれば、お気軽にお申し付けください。