英語の漫画まとめ No.1 英語漫画用語編

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。

このブログにはじめてたどり着いた人も多いかもしれないので念のために書いておくと、僕は過去に6年半ニュージーランドの図書館で働いていたことがあります。

こちらの図書館では漫画の数がとにかく多くて、僕の勤めていた小さな図書館でも中高生のエリアの半分は漫画。

こんなに大量に置いてあります。

英語圏だからアメリカンコミックス(アメリカンコミック、アメコミともいう)が多いと思うかもしれませんが、じつは日本の漫画の英語版がほとんど!

というわけで、漫画大国日本育ちの僕は漫画エキスパートとして重宝され、冗談交じりに『Comic Librarian』などとあだ名され、挙句の果てにはコンファレンスで漫画文化のコメンテーターをしたことさえあります。(笑)

ちなみに、以前から言ってきたことですが、漫画は英語の勉強にもってこいだと僕は考えています。漫画を英語学習に使用するベネフィットを列挙してみると・・・。

HIRO
漫画を英語学習に使うベネフィット

  • 会話主体でストーリー展開するので英会話の勉強に向いている。
  • 古い表現ではなく今使われているナチュラルな表現が学べる。
  • イラストがヒントとなりストーリーを把握しやすい。
  • 文化的な知識を視覚的に吸収できる。
  • 何よりも読んでいて楽しいこと。楽しまなければ何事も上達しませんよ!

というわけで、今日から英語圏の漫画事情について僕の個人的な知識と図書館での経験を元に2~3回に分けてまとめてみたいと思います。

それでは早速はじめましょう!




まずは漫画用語から

日本語では『漫画』というとコミック全般を指しますが、英語圏では色々と用語があります。

Manga

ちょっと拍子抜けしたかもしれませんが(笑)、漫画は『manga』としてすでに英語の言葉として受け入れられています。たいていは日本の漫画の英語版を指しますが、韓国や中国など他のアジア諸国のものも『manga』と呼ばれています。若い人は皆この言葉を知っていますが、中年以上の人だと知らない人もいるので、その場合は『Japanese Comics』や『Korean Comics』などと言えば良いでしょう。

『manga』は単複同形なので、複数形も『manga』なので注意しましょう。同じく英語化している日本語『anime』も同じです。

Graphic Novel

もともとこの言葉は、青年・大人向けの文学性の高いコミックを指す言葉でしたが、現在ではフィクション、ノンフィクションに関わらず全ての漫画を指す言葉になりつつあります。でも、今でもニュアンス的には『comic book』というと子供や若者の読む幼稚なイメージがあり、『graphic novel』というとNeil Gaimanの『Sandman』などのストーリー性の高いものを思い浮かべる人が多いです。

ちなみに、僕のお気に入りはやBrian K. Vaughanの『Y: The Last Man』。地球上に女性だけが生き残り、男性が1人だけ生き残ったらどうなるのか・・・というとても面白い設定です。『Sandman』はアメリカンコミック史上最大の名作とも噂され、ギリシア神話や聖書にまでレファランスが及びストーリー性がかなり高いのですが、とにかくダークなので、どちらかというとマニア向けです。あの『American Gods』や『Coraline』(邦題:コララインとボタンの魔女)のニール・ゲイマンが手掛けた名作。

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American Comics

もう一つの漫画大国と言えばもちろんアメリカ。前記の『Y: The Last Man』と『Sandman』も『American Comics』です。ただし、もともとは『American Comic Book』というと、アメリカの本屋やスーパーで目にするペラペラの30ページくらいの雑誌を指していました。スーパーマンとかバットマンとかもこの小冊子のような雑誌で誕生しました。

ヒーローものだけではなく、『The Wizard of Oz』(オズの魔法使い)やジェーン・オースティンの『Emma』などの文学作品を元にしたものや、世界情勢を分析したジャーナリズム的なコミックも多く出版されています。

また他の記事でアメリカンコミックについて詳しく書いてみたいと思います。

ちょっとマニア向け情報
『Superman』は『Action Comics』の第1巻にはじめて登場し、『Batman』は『Detective Comics』の第27巻でデビューしました。

French Comics

もう一つ忘れてはいけないのが、フランス語から英語に訳された漫画。スピルバーグ監督により映画化された『The Adventures of Tintin』(邦題:タンタンの冒険)が一番有名ですが、英語圏ではフランス語から英訳された漫画もとても人気があります。日本ではあまり知られていないと思いますが、世界的に有名なのは映画化され『カンヌ国際映画祭審査員賞』と『アカデミー賞外国語映画賞』を受賞した『Persepolis』(ペルセポリス)。1970年代に起きたイラン革命に関する漫画で、著者自身の体験を元に描かれています。絵(イラスト)がとてもシンプルで、日本人にはビジュアル的にあまりアピールがないかもしれませんが、とにかくストーリーが素晴らしいので一読に値する作品だと思います。ただし、文字が多く英語力上級の人でないと読みこなせないかもしれません。

それではまた次回お会いしましょう!

Have a fantastic day!

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ABOUTこの記事をかいた人

本名は中辻拓志(なかつじひろし)。アメリカへの演劇留学をきっかけに、気付くと海外滞在20年。現在ニュージーランドに永住中。アメリカの4大卒業後は日本で英会話講師を経験、その後ニュージーランドの高校教師資格(演劇・日本語・社会)を取得する。ニュージーランドでは英語にてスタンダップコメディーを行い、2005年ニュージーランド国際コメディーフェスティバルの新人大会にて全国優勝を果たす。その後、テレビドラマ、CM等に出演、テレビのレポーターも勤める。子育てを理由に、司書として現地の図書館に6年半勤務するが、2016年9月に一念発起し独立。翻訳および英語教育を中心とした文筆業に専念し始める。舞台活動も本格的に再開予定で、長年の夢であった映画出演の夢もかなえようと精進する毎日。 現在「英語便利屋」としても活動中です。 私のプロフィールを御覧になって、何か私のできそうなことがあれば、お気軽にお申し付けください。