今月のHIROの本棚 【2017年11月】

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。

今月は仕事の関係で脳が疲労状態なので、ちょっと軽めの本を読んでいます。ノンフィクションが2冊、コミックが2冊です。それでは早速、今月の僕の本棚をご紹介します!

1. 『Murderous Contagion』 by Mary Dobson

「殺人的感染」・・・と直訳してしまうと海外でたまに見る、なんちゃって日本語チックになってしまいますが、副題に「A Human History of Disease」とあるように病気の歴史に関する本です。作者のMary Dobsonは、以前オックスフォード大学の医学史の研究者だったそうで、彼女の知識の深さがヒシヒシと伝わってきます。

コレラ(cholera)や黄熱病(Yellow Fever)をはじめ、近年のエボラ熱(Ebola)やAIDS、そしてSARSにも詳しく触れています。英語のレベル的には上級者向けで、科学的な内容のノンフィクションに慣れていない人にはかなり難しいかもしれません。でも、とてもロジカルできれいな英語で書かれているので、TimeやNewsweekを辞書を引きながらでも読める人ならば問題なく読めると思います。ただし、500ページ以上あるのでかなりヘビーです。

僕は以前時には変化球!理系英語ボキャブラ向上計画。という記事に書いた通り、理系のボキャブラリーを増やすためこの本にチャレンジしています。

2. 『Descending Stories: Showa Genroku Rakugo Shinju』by Haruko Kumota

この本は言わずと知れた『昭和元禄落語心中』の英語版です。今日の時点で第4巻まで英語化が進んでいるそうですが、僕は第3巻を読んでいます。落語を英語で演じるシーンでは、たまに「う~ん、これで落語を知らない英語圏の人に通じるのだろうか?」と思ってしまう部分もあるのですが、できるだけ原作に忠実に訳そうとしている翻訳家さんの気合がうかがえます。

翻訳者さんがすごいなと思ったのは、江戸っ子の粋の感覚が英語でもきちんと伝わってくること。落語マニアが言うのは当然かもしれませんが、この漫画は絶対に名作です!

英語的には中級レベル位。日本文化をどうやって英語で伝えるかに興味のある人や、翻訳家を目指す人は読んでみると色々新しい発見があるかもしれません。

3.『Naked and Marooned- One Man. One Island. One Epic Survival Story.』by Ed Stafford

タイトルにあるように、作者のEd Staffordが裸一貫で無人島に置き去りにされた時のサバイバル体験を綴った一冊。テレビ番組の60日間フィジーの孤島オロルア島(Olorua)で生き残れるかという企画だったそうですが、本当に何も与えられていなかったようで、水探しや草で服を作ることから始まります。化膿止めも持っていないのでケガを極力避けたり、夜の恐怖や孤独と戦う様子など、まさに手に汗を握る本です。

英語的には中級レベル位。フィクションのような軽快なタッチで描かれていて、あくまで個人的な意見ですが、今年読んだ本で一番面白かった本のトップ5には入れたい一冊です。

4.『The Complete Pistol Whip』by Matt Kindt & Jason Hall

僕の好きなアメリカンコミックの出版社『Dark Horse』が刊行したコミック本ということと、絵が妙にフィルム・ノワール(film noir)チックだったこととで思わず手に取ってしまいました。アート重視のインディペンダント系のコミックで、英語自体は簡単で会話の量もとても少ないのですが、ストーリーがたまに抽象的すぎて分かりにくいことが多かったのが残念です。でも、絵が全てカラーで、1ページ1ページがポスターとして十分通用するような、ストーリーよりも目で楽しみたいという人向けの本です。

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ABOUTこの記事をかいた人

本名は中辻拓志(なかつじひろし)。アメリカへの演劇留学をきっかけに、気付くと海外滞在20年。現在ニュージーランドに永住中。アメリカの4大卒業後は日本で英会話講師を経験、その後ニュージーランドの高校教師資格(演劇・日本語・社会)を取得する。ニュージーランドでは英語にてスタンダップコメディーを行い、2005年ニュージーランド国際コメディーフェスティバルの新人大会にて全国優勝を果たす。その後、テレビドラマ、CM等に出演、テレビのレポーターも勤める。子育てを理由に、司書として現地の図書館に6年半勤務するが、2016年9月に一念発起し独立。翻訳および英語教育を中心とした文筆業に専念し始める。舞台活動も本格的に再開予定で、長年の夢であった映画出演の夢もかなえようと精進する毎日。

現在「英語便利屋」としても活動中です。
私のプロフィールを御覧になって、何か私のできそうなことがあれば、お気軽にお申し付けください。