英語圏でよく使われる20のラテン語表現をまとめてみた。

Carpe diem.  (Seize the day. 今を生きよ。)

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。

映画『いまを生きる』(原題: Dead Poets Society)で有名になった「Carpe diem」というラテン語の表現を聞いたことがありますか?

どちらかというと少し気取ってインテリぶって言うような言葉ですが、日常会話で使う人にも実際に会ったことがあります。

現在ではラテン語はバチカン市国のみで話される言葉ですが、英語は実は思っているよりずっとこの言語の影響を強く受けています。今日はそんな英語化したラテン語の表現をまとめてみることにしました。

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ラテン語と英語の微妙な関係。

のちに大英帝国となり世界中の国々を植民地化するに至る英語の故郷イングランドですが、実はもとも多くの国々から侵略を受けていました。ローマ帝国やデンマーク(バイキング)、そしてフランスなどにも占領されたため、言語的にも様々な外国語の影響を受けています。

特にフランス語とラテン語の影響を強く受け、もともとイギリスで使われていたゲルマン語よりも現在の英語に反映されているとも言われています。

世界史の授業で習った11世紀の「ノルマン・コンクエスト」(The Norman Conquest of England)の後は、しばらくの間支配者階級のほぼ全てがフランス語を話したこともあり、英語のボキャブラリーの約30%がフランス語から来ているそうです。

また、他の30%はラテン語から来ていて、現在の英語でも特に書き言葉ではラテン語ベースの言葉をよく目にします。医学用語や法学用語はラテン語の表現が特に多く使われるので、海外で医者や法律家を目指す人ならラテン語の基礎知識が役立つかもしれません。ビジネスに関わる人であれば、契約書にラテン語が登場することもあります。

こう書いてしまうとなんだか難しそうなので、今日は新聞や雑誌で目にする、一般人でも知っていなければならない表現の紹介に絞ろうと思います。

Hiro says
リスト化にはウィキペディアのこちらのページを参照しますが、その中から僕が海外に住んでいて実際によく聞く表現だけに絞り説明を加えてみます。

これだけは知っておきたい英語で使われるラテン語表現

ad hoc: 直訳すると「これのために」という意味ですが、英語では大きく2つの意味があります。1.特定の目的のための(団体・委員会)(例) ad hoc committee (特定の目的のために作られた委員会)2.即興の・その場しのぎの(例)decide on an ad hoc basis その場しのぎで決定する。
addendum: 追加条項、付録
affidavit: 宣誓供述書(供述が真実であることを証明する書類)。アメリカに留学した時「affidavit of support」(家族が僕の留学を金銭面でサポートするという宣誓書)の提出を求められたのを覚えています。
alma mater: 母校
bona fide: 真実の/本物の、誠実な。「bona fide relationship」(本物の関係)。僕が国際結婚で移住する際に2人の関係が真実の愛に基づくものか(bona fide relationshipであるかどうか)を証明する書類の提出を求められました。
circa: 約、およそ(たいていの場合は年代に関して使われる。)(例)circa 1990 1990年頃
curriculum vitae: 履歴書。よくCVと省略され、イギリス英語圏でよく使われる表現です。アメリカ英語のresumeに相当します。
de facto: 事実上、実質的に。「de facto marriage」(事実婚)という表現でよく使われます。
ergo: したがって、それ故に。古風な表現なのであまり聞きませんが、まれに会話で使う人もいます。
id est (i.e.): すなわち、言い換えるならば。書き言葉でよく使われる表現で、省略形の「i.e.」しか基本的に使われません。
in absentia: 不在中に。たいていの場合は裁判に関して使われる法律用語で、The defendant was tried in absentia.(被告が不在のまま裁判が行われた。)というようなシチュエーションで使われます。
modus operandi (M.O.): 「仕事のやり方・手法」という意味ですが、犯罪者の「手口」という意味で使われることが多い。
Pax Romana: もともとローマ帝国支配による平和(平和な時代)のことを意味しましたが、これをもとに「Pax Americana」(アメリカ主導の平和)や「 Pax Britannica」(イギリス主導の平和)という表現も生まれました。
per capita: 「一人当たりの」という意味で、聞いたことのある人も多いと思います。(例)per capita income(一人あたりの収入)
per se: 本質的に、それ自体、正確な意味では。例えば、I don’t think that there is anything wrong with drinking alcohol per se, but you probably need to have it with moderation.(アルコールを飲むことは本質的に何も間違っていないと思うけど、恐らく節度を持って飲む必要があるでしょう。)などという文章で使いますが、使い方がなかなか難しいのでこういう表現があるという事を覚えておいて、出くわす毎にシチュエーションを覚えていくのがベストだと思います。
pro bono: 無料で、善意で。奉仕で何かを行うことを意味します。「pro bono case」と言えば、弁護士が弁護料を取らずに善意で誰かを弁護する訴訟のことを意味します。
status quo: 現状、体制。maintain the status quo (現状維持する・体制維持する)
verbatim: 文字通りに、逐語的に、一字一句。(例)I remember his words verbatim. (彼の言葉を一字一句覚えています。)
veto: もともと「禁じる・妨げる」という意味だそうですが、現在では政治の世界で「拒否権を行使する」という意味で使われます。
vice versa: 逆も同様に、逆もまたしかり。(例)The teach doesn’t like me, and vice versa. (先生は僕のことが嫌いだし、僕も先生のことが嫌い。)のように、文の最後にand vice versaと付け加えることがほとんどです。

知っていましたか?
皆さんご存知のalibi(アリバイ), alias(エイリアス=別名), et cetera, versusは皆ラテン語が語源。シューベルトの名曲『Ave Maria』もラテン語で、「マリアをほめたたえよ」という意味。

余力のある人へのおまけ!

Cogito ergo sum. 我思う、ゆえに我あり。(デカルトの有名な言葉。)
Veritas liberabit vos. (Veritas vos liberabit.) 真理はあなたを自由にするであろう。

英語化した文章ではありませんが、教養として知っていると良いかも知れません。

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ABOUTこの記事をかいた人

本名は中辻拓志(なかつじひろし)。アメリカへの演劇留学をきっかけに、気付くと海外滞在20年。現在ニュージーランドに永住中。アメリカの4大卒業後は日本で英会話講師を経験、その後ニュージーランドの高校教師資格(演劇・日本語・社会)を取得する。ニュージーランドでは英語にてスタンダップコメディーを行い、2005年ニュージーランド国際コメディーフェスティバルの新人大会にて全国優勝を果たす。その後、テレビドラマ、CM等に出演、テレビのレポーターも勤める。子育てを理由に、司書として現地の図書館に6年半勤務するが、2016年9月に一念発起し独立。翻訳および英語教育を中心とした文筆業に専念し始める。舞台活動も本格的に再開予定で、長年の夢であった映画出演の夢もかなえようと精進する毎日。

現在「英語便利屋」としても活動中です。
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