ネイティブの友達作りなら、やっぱりアクティブリスニング!

“We have two ears and one mouth so that we can listen twice as much as we speak.” Epictetus

「我々には、喋ることの2倍人の話に耳を傾けられるよう、耳が2つ口が1つある。」– エピクテトス (ストア派のギリシャ哲学者)

皆さんこんにちは。お元気ですか?英語達人への道のHiroです。

僕がアメリカやニュージーランドの大学で勉強して面白いなと思ったのは、『聞く技術』がネイティブの生徒にも教えられていることでした。

日本人が日本語のリスニング技術を学ぶことはあまりないと思いますが、英語圏では円滑なコミュニケーションに欠かせない技術として重視され、学校(特に大学レベル)でも教えられています。

その中でもアクティブリスニング(Active Listening)の技術は、社員研修などでも積極的に教えられます。

「アクティブ」というだけあり、とかく受動的になりがちなリスニングですが、相手の言っていることに積極的に注意を払い、言葉の裏にある感情や相手の真意を読み取る技術を指しています。僕個人の解釈ですが、「空気を読むリスニング技術」とで言えば分かりやすいでしょうか。

ちょっと横道にそれますが、日本語ではlistenもhearも単純に「聞く」と訳されてしまうことが多いですが、実は大きな違いがあります。

『listen』は何かに意識を傾けて聞くこと。一方『hear』は何かが聞こえてくること。

というわけで、音楽を聴くのはlisten、蚊の羽音が聞こえるのはhearを使います。

ちなみに、僕が日本の学生だった時はリスニングのテストを『hearing test』と言っている英語の先生に何度か会いましたが、この表現は耳が通常に機能しているかどうかを確認する聴力検査を意味します。

あの、超音波みたいな音がピーっと聞こえてくるやつですね。(笑)

アクティブリスニングに話を戻すと、この技術を研修で学ぶ場合、たいていはクレーム処理で怒っているお客さんに対応するのに有効な技術として教えられます。僕も昔仕事場で「Dealing with Difficult Customers」という研修でこの技術を学んだことがあります。

もちろん、クレーム処理に限らず、円滑なコミュニケーション全般に役立つので、この機会にその基礎を学んでみましょう。英語圏で学んだことなので、日本で有効な技術とは多少異なることもあるかもしれませんが、ネイティブと友達になるのに利用してみてください。

アクティブリスニングで大切な事

1.アイコンタクト

日本人はネイティブの人と話す時、うつむき加減で話す人が多いですが、これは「自信がない」あるいは「自分に興味を持っていない」と解釈されてしまうので気を付けましょう。最悪の場合は「何か隠し事をしている」と思われてしまう事もあるので気を付けましょう。

2.背筋を伸ばした前のめりの姿勢

背筋を伸ばし、少し前のめりになるのが一番良いと言われています。このような姿勢でいると、自分も相手の話をきちんと聞こうという気分になるし、相手も自分の言う事に関心をもって聞いてくれていると感じられるものです。

3.スマイル

日本人はスマイルがとても得意だと思いますが、たまに相手が悲しい話をしている時にもナーバスなスマイルが浮かんでしまったりすることがあるので、臨機応変に状況に合わせてスマイルしましょう。スマイルが適切ではないシチュエーションもあるものです。

4.ミラーリング(Mirroring)

鏡(mirror)のように相手の動作・感情に、自分も合わせることを言います。相手が何かに成功して微笑んでいるならその微笑みを、相手が悲しんでいるならその悲しみを自分にも反映させる。もちろん、相手の真似をすることではないので要注意。大切なのは相手の感情に同情しながら聞くことです。


少し古い記事ですが、Florida Bar News刊行の『The Power of Active Listening』という記事にアクティブリスニングの流れが簡潔にまとめられているので、僕なりの解釈を交えて紹介します。クレーム処理の観点から書かれていますが、コミュニケーション技術向上の参考にしてみてください。

アクティブリスニングの流れ

1. Stop

今していることを止め、相手の話に注意を払いましょう。

2.Look

上記のように背筋を伸ばした少し前のめりの姿勢でアイコンタクトを取りましょう。

3.Listen

(適切な時には)スマイルとミラーリングをしながら、言葉の表面だけではなく相手の真意に耳を傾けましょう。

4.Acknowledge

相手の意見や感情をまず尊重し認めましょう。これは、相手の意見に同意するという意味ではなく、例え自分と違う意見だったとしても批判をさけ、中立的にその人が感じている現実をありのままに受け止めるということです。

5.Solicit/ Empower

もし解決が必要な事項の場合は、どのように問題を解決したいのか相手の意見を引き出します。

6. Act

5に基づき具体的な解決に向け行動を起こします。

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参考文献

Schriner, Brian, and Bruce A. Blitman. “The power of active listening.” Florida Bar News, 1 Nov. 2006, p. 30. Academic OneFile, go.galegroup.com/ps/i.do?p=AONE&sw=w&u=auclib&v=2.1&id=GALE%7CA154331565&it=r&asid=84b29971c8a195c2cff67644e1b0d8a3. Accessed 9 Nov. 2017.

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ABOUTこの記事をかいた人

本名は中辻拓志(なかつじひろし)。アメリカへの演劇留学をきっかけに、気付くと海外滞在20年。現在ニュージーランドに永住中。アメリカの4大卒業後は日本で英会話講師を経験、その後ニュージーランドの高校教師資格(演劇・日本語・社会)を取得する。ニュージーランドでは英語にてスタンダップコメディーを行い、2005年ニュージーランド国際コメディーフェスティバルの新人大会にて全国優勝を果たす。その後、テレビドラマ、CM等に出演、テレビのレポーターも勤める。子育てを理由に、司書として現地の図書館に6年半勤務するが、2016年9月に一念発起し独立。翻訳および英語教育を中心とした文筆業に専念し始める。舞台活動も本格的に再開予定で、長年の夢であった映画出演の夢もかなえようと精進する毎日。

現在「英語便利屋」としても活動中です。
私のプロフィールを御覧になって、何か私のできそうなことがあれば、お気軽にお申し付けください。